フコク生命(富国生命保険相互会社)のNewsRelaseによると9月1日から個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の運用商品ラインナップの拡充及び加入者向けの健康相談サービスを開始するそうです。
フコク生命が個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の運用商品の拡充、健康相談サービス開始
今まで個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の競争といえば手数料の値段でしたがようやくサービス面での競争に入った感じがありますね。
手数料競争は無条件無料が多くなっておりこれ以上起きにくい状況になっていますから差別化のポイントは運用商品とサービスです。
フコク生命はある意味そのあたりを心得た改善とも言えます。
今回はこのフコク生命の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)について見てみたいと思います。
フコク生命の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)への本気モード
今回改定があったのは運用商品の追加と電話サービスの追加です。
順番に見ていきましょう。
フコク生命の運用商品ラインナップ
今回新たに追加されたのは以下の8つになります。
もともとあった商品と合わせて21商品です。
インデックスファンド日本株式(TOPIX連動型) 信託報酬0.18252%(税込)
国内債権:野村国内債券インデックスファンド・NOMURA-BPI総合(確定拠出年金向け) 信託報酬0.1728%(税込)
先進国株式:DCダイワ外国株式インデックス 信託報酬0.27%(税込)
先進国債権:三井住友・DC外国債券インデックスファンド 信託報酬0.2268%(税込)
先進国REIT:野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)信託報酬0.5724%(税込)
バランス型:フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2030 信託報酬0.36%〜0.38%程度(税込)
バランス型:フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2040 信託報酬0.36%〜0.38%程度(税込)
バランス型:フィデリティ・ターゲット・デート・ファンド(ベーシック)2050 信託報酬0.36%〜0.38%程度(税込)
今までは信託報酬が高いものばかりでお世辞にもよいと言えなかった運用商品ですがかなりよい感じとなりました。
ベストとは言えませんが他とも戦える水準にはなってきました。
あんしん健康相談ダイヤルの無料提供開始
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の加入者向けのサービスとしてあんしん健康サービスを提供します。
具体的には下記の3パターンがあります。
電話相談サービス
健康・医療相談・介護・育児相談
栄養・食事相談・薬に関する相談
医療機関情報提供サービス 等
メンタルヘルス相談サービス
メンタルヘルス電話カウンセリング
メンタルヘルス対面カウンセリング 等
生活関連相談サービス
弁護士等による法律に関する一般的な相談
税理士等による税金に関する一般的な相談 等
あとは手数料・・・
フコク生命は運営管理手数料として毎月311円かかります。
(これにプラス国民年金基金連合会、信託銀行の取り分があります)
そのため他のSBI証券などと比べるとその点で劣ってしまうんですよね。
ただ、他との差別化要因としてあんしん健康相談ダイヤルの無料提供をはじめました。
この価値が311円以上と思えるならばぜんぜんありな選択肢とも言えると思います。
まとめ
今回はフコク生命の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)への新しい取り組みをご紹介いたしました。
ほかと比べて手数料などまだ劣っているところはありますが、電話サービスに価値を感じられるなら十分選択肢となりえるくらいにはなっています。
今後に期待したいところですね。
他の金融機関もサービス面の競争が激しくなることを期待しています。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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