iDeCo(イデコ)のトータルリターン(利回り)ランキングを資産クラス別で比較【2020年1月まで】

今回はiDeCo(個人型確定拠出年金/イデコ)の対象となっている投資信託のトータル・リターンランキングを見ていきます。

資産クラス別に2019年8月1日〜2020年1月31日の半年間のトータルリターンをリターン順となっています。

株式部門トータルリターンランキング

まずは株式部門から見ていきましょう。

なお、今回の比較は運営管理機関手数料が無条件で無料である金融機関であるSBI証券楽天証券マネックス証券松井証券イオン銀行大和証券auauカブコム証券三井住友銀行(SMBC個人型プラン)の9社の取扱い商品としています。(SBI証券のオリジナルプラン除外予定商品除く)

なお、2019年8月1日〜2020年1月31日の半年間のトータルリターン順となっております。

国内株式(日経平均)部門

国内株式はベンチマークが日経平均タイプとTOPIXタイプ、ベンチマークのないアクティブタイプに分かれますのでそれぞれ見ていきます。

まずは国内株式(日経平均)です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
JPX日経400ファンド9.35%JPX日経インデックス4000.275%SBI証券「オリジナルプラン」
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド8.82%日経平均トータルリターン・インデックス0.154%以内SBI証券「セレクトプラン」
つみたて日本株式(日経平均)8.82%日経2250.198%auカブコム証券
DCニッセイ日経225インデックスファンドA8.80%日経平均トータルリターン・インデックス0.1859%以内SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
たわらノーロード 日経2258.75%日経2250.187%楽天証券

日経225などをベンチマークとしたファンドではそれほど大きな差はついていませんが、SBI証券セレクトプランで買える「<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド」とauカブコム証券で買える「つみたて日本株式(日経平均)」の成績がよくなっていますね。

ただし、SBI証券オリジナルプランのみでしか買えませんが日経400をベンチマークとした「JPX日経400ファンド」がそれよりも成績はよいです。

国内株式(TOPIX)部門

次はTOPIXです。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
TOPIX100インデックスファンド9.16%TOPIX1000.264%SBI証券「オリジナルプラン」
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)8.80%TOPIX0.154%以内SBI証券「セレクトプラン」
つみたて日本株式(TOPIX)8.79%TOPIX0.198%以内auカブコム証券
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド8.77%TOPIX0.176%以内SBI証券「オリジナルプラン」
楽天証券
One DC国内株式インデックスファンド8.60%TOPIX0.154%マネックス証券
松井証券
イオン銀行
DCダイワインデックス日本株式8.59%TOPIX0.154%大和証券

TOPIXをベンチマークとした商品も日経平均と同じくそこまで差はついていません。

最も成績が良いのはSBI証券セレクトプラン採用の「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」ですね。

また、SBI証券オリジナルプランのみでしか買えませんが「TOPIX100」をベンチマークとしたTOPIX100インデックスファンドはそれを上回る9.16%と好成績となっています。

国内株式(アクティブ)部門

次はアクティブ部門です。日本の株についてはアクティブが善戦していますね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド (愛称:対話の力)13.36%なし1.87%+実績報酬SBI証券「オリジナルプラン」
フィデリティ・日本成長株・ファンド12.70%TOPIX1.683%  SBI証券「オリジナルプラン」
楽天証券
イオン銀行
大和証券
auカブコム証券
iTrust日本株式9.66%なし0.979%楽天証券
日興アクティブバリュー9.08%TOPIX1.672%マネックス証券
日本株式ESGファンド8.35%なし1.188%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
GS ビッグデータ・ストラテジー(日本株)7.1% なし1.56750%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>6.79%TOPIX1.65%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
野村リアルグロース・オープン6.47%RUSSELL/NOMURA Total Market Growth インデックス0.935%以内SBI証券「セレクトプラン」
スパークス・新・国際優良日本株ファンド6.00なし1.804%マネックス証券
ひふみ年金5.49%なし0.836%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
松井証券
イオン銀行
大和証券
auカブコム証券
MHAM日本成長株ファンド<DC年金>5.05%なし1.705%楽天証券
みのりの投信1.63%なし1.705%SBI証券「オリジナルプラン」
つみたて椿0.75%なし0.99%SBI証券「セレクトプラン」
三井住友銀行(SMBC個人型プラン)

アクティブ型はそれぞれ運用スタイルが違いますので成績にかなりの差が出ていますね。

多くの証券会社が採用しているひふみ年金はTOPIXや日経平均に負けてしまっている残念な結果となっています。

ただし、アクティブは波が大きいこともあり計測時期によってかなり差がでています。

例えば2020年1月31日までの1年間でみると最も成績がよいのは「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で18.93%、次点が「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>」で15.39%となっています。

3年でみると「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」が最も高く、次点が「野村リアルグロース・オープン」となります。

先進国株式部門(インデックス)

次は先進国株式部門(インデックス)です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス9.07%MSCIコクサイ・インデックス0.10989%(※0.1023%へ引き下げ予定)SBI証券「セレクトプラン」
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス9.06%MSCIコクサイ・インデックス0.10615%以内SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
松井証券
DCニッセイ外国株式インデックス9.03%MSCIコクサイ・インデックス0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
ダイワインデックス外国株式9.02%MSCIコクサイ・インデックス0.154%大和証券
たわらノーロード先進国株式9.01%MSCIコクサイ・インデックス0.10989%楽天証券
イオン銀行
つみたて先進国株式9.00%MSCIコクサイ・インデックス0.22%以内auカブコム証券
DC外国株式インデックスファンド8.63%MSCIコクサイ・インデックス0.88%SBI証券「オリジナルプラン」
EXE-i先進国株式ファンド8.49%FTSE Kaigai(カイガイ)・インデックス0.32%程度SBI証券「オリジナルプラン」

インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)

7.50%MSCIコクサイ・インデックス(円ヘッジベース)0.176%SBI証券「セレクトプラン」

日本を除いた先進国株(MSCIコクサイ・インデックス)をベンチマークとした商品はauと三井住友銀行(SMBC個人型プラン)で扱いがあります。

EXE-i先進国株式ファンド、インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用)以外はベンチマークが同じですので成績も似通ったものとなっています。多少の差ですが「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス」が最も成績がよいですね。

新興国株式部門

次は新興国株式部門です。

半年前のデータだと新興国株式部門はすべてマイナスというかなり厳しい環境でしたね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
EXE-i新興国株式ファンド3.91%FTSE・エマージング・インデックス0.381%SBI証券「オリジナルプラン」
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス3.87%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.2079%SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
松井証券
つみたて新興国株式3.79%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.374%auカブコム証券
DIAM新興国株式インデックスファンド3.73%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.60%イオン銀行
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式3.73%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.605%以内楽天証券
三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド3.69%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.374%SBI証券「オリジナルプラン」

2019年8月1日〜2020年1月31日で最も成績の良かったのは「EXE-i新興国株式ファンド」です。他の新興国株式の投資信託と違いベンチマークが「FTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース)」となっています。

他との大きな違いは中国、台湾の比率が高く、韓国が含まれていない点なんですよ。

この差が大きかったのでしょうか。

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韓国を投資先から除外

あとはベンチマークが同じですので大きな差は出ていません。その中ではeMAXIS Slim 新興国株式インデックスが最も成績が良いですね。信託報酬が低いことが大きいのでしょう。

全世界株式部門

次は最近増えてきている全世界の株に投資をするタイプです。

投資信託は増えてきているもののiDeCo(個人型確定拠出年金/イデコ)での採用はまだそれほど多くはありません。

今後に期待したいところですね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))8.54%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.222%程度楽天証券
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックス8.45%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス0.1144%マネックス証券
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)インデックス8.39%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)0.1144%SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))8.27%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.1102%程度SBI証券「セレクトプラン」
EXE-iグローバル中小型株式ファンド5.50%FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス0.331%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」

最も成績が良かったのはiDeCoでは楽天証券のみで取り扱いのある楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))でした。

次点はこれまたマネックス証券のみで取り扱いのあるeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックスとなっています。

ちなみにeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックスは投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019でトップとなった人気の商品なんですよ。

ただし、これらはすべて微妙に投資対象が違っていますので時期によっても成績が変わってくる可能性た高いです。

それぞれのベンチマークの違い等はこちらの記事を御覧ください。

アメリカ株部門

次は最近急激に人気となってきたアメリカ株です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
eMAXIS Slim 米国株式インデックス10.27%S&P5000.0968%SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))9.45%CRSP USトータル・マーケット・インデックス0.162%楽天証券
iFree NYダウインデックス7.53%ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)0.2475%SBI証券「セレクトプラン」

SBI証券「オリジナルプラン」

たわらノーロードNYダウ7.47%ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)0.2475%マネックス証券

S&P500をベンチマークとしたeMAXIS Slim 米国株式インデックスが最も成績が良くなっていますね。

ベンチマークの差を簡単に説明するといかのとおりです。

NYダウ:アメリカを代表する30銘柄
S&P500:アメリカを代表する500銘柄
CRSP USトータル・マーケット・インデックス:中小規模の会社含むアメリカ株全般
投資対象が違いますので単純比較はできません。時期による違いが大きいんですよ。

海外株(アクティブ)部門

海外株のアクティブについても比較してみましょう。iDeCoでも多く採用されています。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドDC13.83%なし(世界高配当株)1.0769%イオン銀行
イノベーション・インデックス・AI13.62%STOXXグローバルAIインデックス0.8195%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)

ダイワ・ロシア株ファンド

12.99%なし(ロシア株)1.848%大和証券

大和住銀DC外国株式ファンド

12.1%MSCIコクサイ・インデックス2.002%大和証券
iシェアーズ 上場プライベート・エクイティ・インデックス・ファンド11.8%S&P上場プライベート・エクイティ指数0.5335%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
ブラックロック・ヘルスサイエンス・DCファンド11.53%なし(ヘルスサイエンス)0.5390%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
フィデリティ・欧州株・ファンド11.17%MSCIヨーロッパ・インデックス(円換算ベース)1.65%イオン銀行
フィデリティ・米国優良株・ファンド10.93%S&P5001.639%イオン銀行
iTrustロボ10.75%なし(世界のロボティクス企業)1.463%auカブコム証券
イノベーション・インデックス・フィンテック10.2%STOXX グローバル フィンテック インデックス0.8195%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
世界インパクト投資ファンド9.28%なし(社会的課題解決)1.98%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)9.18%なし(世界各国)1.569%SBI証券「オリジナルプラン」

ブラックロック・インド株ファンド

9.13%なし(インド株)1.969%大和証券
iTrust世界株式9.04%なし(世界各国)0.979%楽天証券
auカブコム証券

UBS中国株式ファンド

8.98%なし(中国株)1.8392%大和証券
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け8.43%なし(日本以外の先進国)1.463%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
楽天証券
iTrustバイオ7.43%なし(世界のバイオ株)1.463%auカブコム証券
ブラックロック・インパクト株式ファンド(ノーロード/為替ヘッジなし)7.34%なし(社会的インパクト)0.7608%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
セゾン資産形成の達人ファンド7.29なし(海外及び日本株1.35%+-0.2%程度SBI証券「セレクトプラン」
楽天証券

ダイワ米国厳選株ファンドーイーグルアイーBコース(為替ヘッジなし)

7.2%なし(米国株)1.903%大和証券
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資6.09%なし(アメリカ株対象)0.99%SBI証券「セレクトプラン」
朝日Nvestグローバル バリュー株オープン (愛称:Avest-E)6.01%なし(日本以外の世界株)1.98%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
GS グローバル・ビッグデータ5.93%なし(ビックデータ)1.3475%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
ブラックロック・インパクト株式ファンド(ノーロード/限定為替ヘッジあり)5.89%なし(社会的インパクト)0.7608%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
GS ビッグデータ・ストラテジー(エマージング)2.07%なし(エマージング株をビッキデータとAIで選別)1.5675%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)

ダイワ・ブラジル株式ファンド

1.08%なし(ブラジル株)1.848%大和証券
イノベーション・インデックス・シェアリングエコノミー-0.64%STOXX グローバル シェアリングエコノミードライバーズインデックス0.8195%三井住友銀行(SMBC個人型プラン)
ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド-11.79%なし(フロンティア諸国対象)2.124%程度SBI証券「オリジナルプラン」

アクティブ型は成績にかなりの差がでていますね。

こちらもどの期間をみるかによって大きな差が出ていますのでお気をつけください。

2つの投資信託はマイナスとなっていますね。

債券部門トータルリターンランキング

次は債券部門です。

国内債券部門

次は国内債券部門です。

こちらはそれほど大きな差は出ていませんね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
eMAXIS Slim 国内債券インデックス-0.42%NOMURA-BPI総合0.132%以内SBI証券「セレクトプラン」
松井証券
三菱UFJ国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)-0.42%NOMURA-BPI総合0.132%以内SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
auカブコム証券
たわらノーロード 国内債券-0.42%NOMURA-BPI総合0.154%楽天証券
イオン銀行
DCダイワ日本債券インデックス-0.51%NOMURA-BPI総合0.275%大和証券

国内債券はすべてマイナスという結果となっています。

先進国債券部門

次は先進国債券部門です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)3.43%FTSE世界国債インデックス0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス3.41%FTSE世界国債インデックス0.154%SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
松井証券
たわらノーロード 先進国債券3.38%FTSE世界国債インデックス0.187%楽天証券
イオン銀行
DCダイワ外国債券インデックス3.35%FTSE世界国債インデックス0.275%大和証券
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>2.08%FTSE世界国債インデックス(円ヘッジベース)0.22%楽天証券
イオン銀行
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)2.03%FTSE世界国債インデックス(円ヘッジベース)0.176%以内SBI証券「セレクトプラン」

先進国債券は為替ヘッジあり、なしで大きな差が出ていますね。それ以外はそれほど大きな差とはなっていません。

長期で考えるならば為替ヘッジの手数料がある分だけ損の可能性もあります。

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為替ヘッジの有無による影響

新興国債券部門

債券部門の最後は新興国債券部門です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
iFree 新興国債券インデックス2.61%JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド0.242%以内SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド2.47%JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド0.374%SBI証券「オリジナルプラン」
松井証券
イオン銀行
eMAXIS新興国債券インデックス2.45%JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド0.66%auカブコム証券
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型)2.35%JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・エマージング・マーケット・グローバル・ダイバーシファイド0.572%以内楽天証券

新興国債券は取り扱いのある証券会社が少なくなっています。

成績がもっとも良いのは信託報酬率が低い「iFree 新興国債券インデックス」となっています。

債券(アクティブ)部門

それほど多くはありませんが債券にもアクティブ型が扱われている証券会社がいくつかあります。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
みずほUSハイイールドファンド<DC年金>3.74%なし1.54%楽天証券
SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC)1.40%なし0.8294%以内SBI証券「セレクトプラン」

成績もそれほど良いわけではありません。

過去の成績を見る限りわざわざ債券のアクティブ型を選ぶ意味はあまりないのかもしれません。

REIT部門トータルリターンランキング

次はREIT部門です。

国内REIT部門

REIT部門はまず国内REITから見ていきましょう。

国内REITはこのところかなり強い推移を見せていますね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
たわらノーロード 国内リート11.61%東証REIT指数0.275%以内松井証券
イオン銀行
三井住友・DC日本リートインデックスファンド
11.51%東証REIT指数0.275%以内楽天証券
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド11.44%東証REIT指数0.275%SBI証券「セレクトプラン」
DCニッセイJ-REITインデックスファンドA11.44%東証REIT指数0.275%SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
三菱UFJ<DC>J-REITインデックスファンド11.39%東証REIT指数0.275%auカブコム証券
DCダイワ J-REITオープン11.37%東証REIT指数0.594%大和証券

国内REITは信託報酬が5つのファンドが横並びの0.275%ですね。

その中でも松井証券、イオン銀行が採用するたわらノーロード 国内リートが最も高い成績となっています。

海外REIT部門

次は海外REITです。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
DCダイワ グローバルREITインデックスファンド7.15%S&P先進国REIT指数0.58%大和証券
三井住友・DC外国リートインデックスファンド7.01%S&P先進国REIT指数0.297%以内SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス証券
楽天証券
たわらノーロード 先進国リート6.96%S&P先進国REIT指数0.297%以内松井証券
イオン銀行
三菱UFJ <DC>先進国REITインデックスファンド6.75%S&P先進国REIT指数0.58%以内auカブコム証券

先進国REITもたわらノーロード 先進国リートと三井住友・DC外国リートインデックスファンドが横並びです。多くの証券会社が採用しています。

イデコではどこも採用していませんが、為替ヘッジがあるタイプがこの期間では成績が良くなっていましたね。

注目点としては大和証券で採用されているDCダイワシリーズが国内REITも海外REITも信託報酬が高めの割に成績がよくなっているところでしょうか。

また、すでに除外が決まっていますのでランキングにはいれていませんが。SBI証券のオリジナルプランに採用されていた「野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け)」が同期間の成績が7.57%とかなり高くなっています。除外されるのが惜しいな・・・って感じですね。

バランス型部門トータルリターンランキング

次はバランス型です。

バランス型は各社かなり力をいれておりたくさんのラインナップがあります。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
DCダイワ・ワールドアセット(成長コース)8.37%なし1.32%大和証券
DCインデックスバランス(株式80)7.43%なし0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
DCダイワ・ワールドアセット(分散コース)6.66%なし1.155%大和証券
マイバランス706.56%なし0.154%イオン銀行
auスマート・プライム(高成長)6.43%なし0.902%auカブコム証券
au
たわらノーロードバランス(8資産均等型)6.41%合成指数0.154%イオン銀行
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)5.93%合成指数0.154%SBI証券「セレクトプラン」
マネックス証券
松井証券
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2055(確定拠出年金)5.88%ターゲットイヤー0.396%auカブコム証券
SBI資産設計オープン(資産成長型)5.86%なし0.748%SBI証券「オリジナルプラン」
DCインデックスバランス(株式60)5.63%なし0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
iFree8資産バランス 5.59%合成指数0.242%SBI証券「オリジナルプラン」
マネックス資産設計ファンド<育成型>5.59%なし0.55%マネックス証券
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2050(確定拠出年金)5.49%ターゲットイヤー0.396%auカブコム証券
DCダイワ・ワールドアセット(安定コース) 5.48%なし0.99%大和証券
楽天ターゲットイヤー20505.31%ターゲットイヤー0.5775%楽天証券
楽天ターゲットイヤー20405.3%ターゲットイヤー0.5775%楽天証券
セゾン・バンガードグローバルバランスファンド5.28%なし0.61%±0.02%程度SBI証券「セレクトプラン」
楽天証券
ラッセル・インベストメント・グローバル・バランス 安定成長型5.10%なし1.254%マネックス証券
iFree 年金バランス5.04%なし0.179%SBI証券「セレクトプラン」
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2045(確定拠出年金)5.00%ターゲットイヤー0.396%auカブコム証券
マイバランス504.72%なし0.154%イオン銀行
auスマート・プライム(成長)4.48%なし0.902$auカブコム証券
au
セレブライフストーリー20554.36%ターゲットイヤー0.687%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2040(確定拠出年金)4.24%ターゲットイヤー0.396%auカブコム証券
SBIグローバルバランスファンド4.14%なし0.2869SBI証券「セレクトプラン」
DCインデックスバランス(株式40)3.80%なし0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
セレブライフストーリー20453.73%ターゲットイヤー0.7%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2035(確定拠出年金)3.23%ターゲットイヤー0.396%auカブコム証券
マイバランス303.04%なし0.154%イオン銀行
投資のソムリエ(2035)3.03%ターゲットイヤー0.825%イオン銀行
投資のソムリエ(2045)3.00%ターゲットイヤー0.913%イオン銀行
投資のソムリエ(2055)2.99%ターゲットイヤー0.913%イオン銀行
野村DC運用戦略ファンド2.94%なし0.88%SBI証券「オリジナルプラン」
楽天インデックスバランス(DC年金)2.89%なし0.207%楽天証券
セレブライフストーリー20352.88%ターゲットイヤー0.6972%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
楽天ターゲットイヤー20302.82%ターゲットイヤー0.5775%楽天証券
auスマート・ベーシック(安定成長)2.66%なし0.242%auカブコム証券
au
投資のソムリエ<DC年金>2.35%なし1.21%楽天証券
セレブライフストーリー20252.04%ターゲットイヤー0.689%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2030(確定拠出年金)1.95%ターゲットイヤー0.374%auカブコム証券
DCインデックスバランス(株式20)1.92%なし0.154%SBI証券「オリジナルプラン」
三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)1.89%なし1.292%程度楽天証券
auスマートベーシック(安定)1.67%なし0.242%auカブコム証券
au
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN)0.77%なし0.66%楽天証券
イオン・バランス戦略ファンド0.18%なし1.76%イオン銀行

バランス型で最も成績がよかったのは大和証券で取り扱いのある「DCダイワ・ワールドアセット(成長コース)」でした。

バランス型は総じて株やREITの比率が高いものがこの期間では成績が良かったですね。

コモディティトータルリターンランキング

上記カテゴリーに該当しないコモディティの投資信託のランキングも見てみましょう。

スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)iDeCo取り扱い金融機関
iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)10.21%ロンドン金値決め価格0.5085%程度イオン銀行
三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド)10.2%なし0.99%SBI証券「セレクトプラン」
SBI証券「オリジナルプラン」
ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)7.95%なし0.407%マネックス証券
松井証券
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)7.95%なし0.805%程度楽天証券
カブドットコム証券

コモディティは金の取り扱いがいくつかの証券会社でありますね。

特にこの期間はJREITと並んで金はかなり強かった事がわかります。

また、為替ヘッジはないバージョンがこの期間は成績がよかったですね。

iDeCo(イデコ)のトータルリターンランキングカテゴリー別まとめ

今回は「iDeCo(イデコ)のトータルリターン(利回り)ランキングを資産クラス別で比較【2020年1月まで】」と題してiDeCoの直近6ヶ月のトータルリターンを資産カテゴリー別でランキング形式でみてみました。

この半年は国内REITと金、株が強く、新興国株や国内債券が調子が悪かったのがわかりますね。

時期によりこのランキングは大きく変わっています。

分散投資をすることと定点観測をすることは大事ですよ。

同期間のつみたてNISAのランキングはこちらを御覧ください。

なお、iDeCo(個人型確定拠出年金)ってなに?方は以下の記事をご覧ください。

この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券iDeCo
5

SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

マネックス証券iDeCo
5

マネックス証券 iDeCo

マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

松井証券iDeCo
5

松井証券【iDeCo 口座開設申込】

2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。

大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。

楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

楽天証券iDeCo
4.5

楽天証券 401K用プログラム

楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。

総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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