楽天投信投資顧問が新ファンドを設定します。
これがかなり面白い商品でしたのでご紹介します。
楽天・インデックス・バランス(DC年金)が新規設定
まだEDINETに公開されたばかりの商品のため詳細は不明です。
わかっているところだけ見ていきましょう。
投資対象
株式15%
債券(為替ヘッジあり)85%
株式はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF
債券はバンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド - インスティテューショナル円ヘッジシェア
に投資をします。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFとは
米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場への投資収益を測る基準指数(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)のパフォーマンスへの連動を目指して運用。
簡単に言えば全世界の株式に投資するETFです。
バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド - インスティテューショナル円ヘッジシェアとは
ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックスをベンチマークとし、日本を含む全世界の国債、政府関連債、社債、資産担保証券に投資します。主に満期までの期間が1年超のインデックスに含まれる各国の政府債、政府関連債、社債および証券化された債券(指数提供会社の定義に準じる)を投資対象とします。外貨建て資産については、原則、為替ヘッジにより為替リスクの影響を抑制します。
簡単に言えば全世界の債権に投資をするETFです。
つまり、この2つに投資をすることで全世界の株と債権に投資をすることができるのです。
信託報酬
信託報酬は 0.0648% (税込)となっています。
経費率を含めると0.2078%程度となります。
かなり安い信託報酬ですね。
販売時期
申込日は5月24日からとなっています。
DC用となっていますので楽天証券のiDeCo用ってことなのでしょう。
まとめ
今回は楽天証券のiDeCoで取り扱われるだろう新ファンドをご紹介しました。
かなり魅力的な商品ですね。
信託報酬率も安く、債権比率も高くて安全性が高い自社ファンドですから6月1日に発表されるデフォルト商品として採択される可能性もありそうです。
5月の法改正で最近あまり動きの無かったiDeCo業界もすこしずつ動き始めましたね。
ちなみにデフォルト商品は各社発表始めています。SBI証券は定期預金、りそな銀行は自社のターゲットイヤーでした。
日経新聞にちょっと気になる記事が出ていました。りそな銀行が個人型確定拠出年金(iDeCo)の基本の運用商品を定期預金から投資信託に変更するというのです。りそなグループの各行が5月から基本の運用先を定期預金から投資信託に変えるほか[…]
このサイトで何度かお伝えしていますように確定拠出年金法等の一部を改正する法律(平成 28 年法律第 66 号)が2018/5/1に施行されます。それに伴いSBI証券が2018年5月以降の制度改正への対応について発表しましたのでに確定[…]
楽天証券もこのファンドを設定すると35本制限がかなり近づいてきますね。
今後このあたりの動きにも注目したいところ。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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