イデコを証券会社でやっている人は38%しかいない。最新統計資料を読み解く

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を管轄する国民年金基金連合会が「iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)」を発表しました。

今回はそれを元にイデコの運用をみなさんがどうしているのかを詳しく見ていきましょう。

なお、過去のiDeCo関連の統計資料を読み解いた記事はこちらにあります。合わせて御覧ください。

なお、個人型確定拠出年金(iDeCo・イデコ)ってなに?方は以下の記事をご覧ください。

この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。

イデコの加入者概要

まずはイデコの加入者の状況を見ていきましょう。

イデコの加入者数の推移

イデコ加入者推移令和3年3月

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

イデコは平成14年からスタートした制度ですが年々増加傾向にありますね。

令和3年3月時点で1,939,044人となっています。

特にサラリーマンの方に解禁をした平成29年以降は急激に増えているのがわかります。

そのころから運営管理機関(金融機関等)の競争が激しくなり、運営管理機関手数料が無料としたり、信託報酬の安い投資信託を採用するところがでてきたことも大きいと思われます。

私もそのタイミングで加入していますね。

ちなみにそこからも増えており、令和3年9月で2,174,251人と200万人を突破しています。

イデコ加入者属性

次はイデコ加入者の属性を見ていきましょう。

イデコ男女別、年齢別加入者

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

投資全般に言えることですが、男性の比率が59.4%と高めになっていますね。

年齢別で見ると生活に余裕が出てくるころなのか45歳くらいからが多くなっています。

もう少し若い方が加入しているのかと思いましたが少し以外な結果となっています。

ちなみに退職金控除のことなどを考えると少しでも早くはじめたほうがオトクなんですよ。

イデコの掛け金

次に毎月いくら掛け金を積んでいるのかを見てみましょう。

イデコ掛け金一覧

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

ちなみに個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の毎月の掛け金上限は以下のとおりです。

第1号被保険者(自営業など)68,000円
第1号被保険者(付加年金加入者)67,000円
第2号被保険者(企業型なし)23,000円
第2号被保険者(企業型DCあり)20,000円
第2号被保険者(DBあり)12,000円
第2号被保険者(公務員)12,000円
第3号被保険者(主婦など)23.000円

令和6年12月からと少し先になりますが、掛け金上限は変更される予定となっています。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

第一号被保険者

第一号被保険者(自営業者など)は〜9,000円と10,000円〜15,000円、65,000円〜が多くなっていますね。

少額を掛けている方と満額を掛けている方が両極端に分かれているということなのでしょう。

第二号被保険者

会社員などの第二号被保険者で最も多いのは全体で見ると10,000円から15,000円の層です。

これは上限が12,000円の方がいる部分が大きいと思われます。

企業年金なしの方は55.4%が20,000円〜となっています。

ほとんどの方は上限を掛けている計算ですね、

第三号被保険者

第3号被保険者(専業主婦など)も最も多いのは20,000円〜となっています。

こちらも多くの方が上限まで掛けているということなのでしょう。

人口あたりの都道府県別加入者数

次は人口1,000人あたりの加入者数を都道府県別でみた資料となります。

かなり都道府県での加入者割合に差があって面白いですね。

イデコ人口あたり都道府県別加入者数

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

最も高いのは1,000人あたり55人が加入している香川県。

次点が1,000人あたり49人が加入している石川県です。

おそらく地場の金融機関がイデコの営業を頑張っているのでしょうね。

逆に最も低いのが1,000人あたり17人が加入している 長崎県です。

香川県と長崎県で1,000人あたり38人も差があっておもしろいデータとなっています。

運営管理機関の状況

イデコはどの運営管理機関でやるのかで大きな差があります。

実際にどの運営管理機関でやっているのかのデータは以下の通り

イデコ運営管理機関の状況

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

証券会社の38.2%と割合が最も高くなっていますね。加入者だけの構成比でも44.8%となっています。

もっと割合が多いと思いましたが意外と少ないんですよ。

なお、2021年5月にSBI証券はイデコ口座が50万を突破したと発表していますので半分程度とかなり大きな割合を占めている事がわかります。

意外と都市銀行や損害保険会社でやっている人多いんですね。(あまりおすすめしません)



イデコ運用状況

次にイデコの運用状況を見てみましょう

運用商品の構成比推移

運用商品はかなり変動がありますね。

イデコ運用資産の構成比令和3年3月

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

投資信託の割合は平成28年時点では42.5%でしたが、令和3年時点では63.8%とかなり増えてきています。

個人的には一時的なものを除いてイデコで預貯金で運用するのはどうかと思いますのでよい傾向だと感じますね。

運用管理機関別運用商品

次の資料は運用管理機関別運用商品です。

こんなに運用管理機関によって差があるんですね。

運営管理機関別イデコ運用資産の構成比令和3年3月

出典:国民年金基金連合会 iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概況(令和3年3月現在)より

労働金庫利用者は預貯金65.7%という。。。

さらに損保の利用者は損保の割合が40%とかなり高くなっています。

このあたりは運用管理機関に問題あるような・・・



まとめ

今回は「イデコを証券会社でやっている人は38%しかいない。最新統計資料を読み解く」と題してイデコの統計情報をみてきました。

個人的に投資信託の利用者が増えているのは良い傾向だと感じました。

ただし、利用する金融機関によってかなりの差がある部分があります。

これからも適切な情報提供をしていかなくてはいけないと考えさせられましたね。

今の時点ではイデコは以下の5社から選ぶのがおすすめですよ。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

イデコは利用する金融機関により差が大きいのです。

特に手数料部分と取り扱い投資信託に違いがあります。

そのため、どこで始めるかが重要なんですよ。

今加入するならおすすめは下記5社ですね。

この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券iDeCo
5

SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

マネックス証券iDeCo
5

マネックス証券 iDeCo

マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoで唯一iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いがあるところも大きなポイントになりますね。

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

松井証券iDeCo
5

松井証券【iDeCo 口座開設申込】

2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。

大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。

楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

楽天証券iDeCo
4.5

楽天証券 401K用プログラム

楽天証券は人気のセゾン投信なんかにも加入できます。また、実質信託報酬の低いたわら先進国株、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が魅力です。今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白い存在ですね。

総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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