大和証券系のスマホ証券「CONNETCT」で個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の受付が始まりました。
今回はCONNETCTで受付が始まったiDeCoについてレビューしたいと思います。
なお、個人型確定拠出年年金(iDeCo/イデコ)ってなに?方は以下の記事をご覧ください。
この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。
イデコの運営管理機関を決めるポイント1:手数料
イデコをどこで始めるかを決める際にとても重要なポイントの一つが手数料がいくら掛かるのかということです。
イデコの手数料は金融機関によって大きく違います。
イデコは以下の口座管理手数料が掛かるんですよ。
- 運営管理機関手数料
- 国民年金基金連合会手数料
- 信託銀行手数料
このうち国民年金基金連合会と信託銀行の手数料は各社共通となっています。
違いは「運営管理機関手数料」つまり、イデコに加入する銀行や証券会社などの金融機関の取り分です。
ここが各社で大きく違いが生じています。
無料から月440円まで金融機関によって異なるのです。
運営管理機関手数料が無料
CONNETCTのイデコは運営管理機関手数料が無料となっています。
まず、これが大きいですね。
ちなみに運営管理機関手数料が無条件で無料である金融機関は以下です。(2022年11月1日現在)
意外と少ないんですよ。
他にも条件付きで無料となるみずほ銀行などもあります。
逆に高いところでは月440円(税込)を取るところもあります。
例えば30歳から60歳までイデコを続けるとしたら無料の金融機関で始めたケースと月440円の場合で運営管理機関手数料だけで158,400円もの差となってしまうのです。
イデコの場合は手数料が高いからといってサービスが良いというわけではありません。
むしろ、手数料が無料のところのほうがよい商品を提供しているケースがほとんどですね。
ですからイデコは運営管理機関手数料が無料の金融機関で始めるのが基本というわけ。
「CONNETCT」のイデコは運営管理機関手数料無料ですから、選択できる金融機関の土俵に乗れているってことですね。
イデコの運営管理機関を決めるポイント2:取扱商品
イデコをどこで始めるかのもう一つのポイントは取扱いの商品(投資信託)です。
つみたてNISAなどは金融庁が選別した投資信託にしか対象ではありませんので、金融機関同士の商品の差はそこまで大きくありません(取扱本数がやけに少ない金融機関もありますが)
しかし、イデコの場合には各社が選別しているようで金融機関によってかなり取扱いの投資信託が違うんですよ。
中にはどれ買っても信託報酬(投資信託の手数料)高すぎなんてケースも・・・
ですからイデコを始めるときは前述の手数料と取扱いの投資信託で選ぶのをおすすめしているのです。
それでは「CONNETCT」の取り扱い商品を見てみましょう。
ダイワのiDeCoのラインナップ
「CONNETCT」でイデコの受付が始まったとお伝えしましたが、実際はグループの大和証券の「ダイワのiDeCo」への申し込みとなっています。
大和証券のイデコはインデックスファンドを中心に必要十分な商品を揃えていますし、他社にない特徴的な商品も揃えているんですよ。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
カテゴリー | ファンド名 | 信託報酬率 |
インデックス国内/株式 | DCダイワ日本株式インデックス | 0.2750% |
インデックス国内/債券 | DCダイワ日本債券インデックス | 0.2750% |
インデックス海外/株式 | DCダイワ外国株式インデックス | 0.2750% |
インデックス海外/債券 | DCダイワ外国債券インデックス | 0.2530% |
インデックス国内/株式 | ダイワつみたてインデックス日本株式 | 0.1540% |
インデックス国内/債券 | ダイワつみたてインデックス日本債券 | 0.1320% |
インデックス海外/株式 | ダイワつみたてインデックス外国株式 | 0.1540% |
インデックス海外/債券 | ダイワつみたてインデックス外国債券 | 0.1540% |
インデックス国内/REIT | DC・ダイワJ-REITオープン | 0.6050% |
インデックス海外/REIT | DCダイワ・グローバルREITインデックスファンド | 0.3410% |
アクティブ国内/株式 | フィデリティ・日本成長株・ファンド | 1.6830% |
アクティブ国内外/株式 | ひふみ年金 | 0.8360% |
アクティブ海外/株式 | 大和住銀DC外国株式ファンド | 2.0020% |
アクティブ海外/株式 | ダイワ米国厳選株ファンド-イーグルアイ-Bコース(為替ヘッジなし) | 1.9030% |
アクティブ海外/株式 | UBS中国株式ファンド | 1.8392% |
アクティブ海外/株式 | ブラックロック・インド株ファンド | 1.7840% |
アクティブ海外/株式 | ダイワ・ロシア株ファンド | 1.8480% |
アクティブ海外/株式 | ダイワ・ブラジル株式ファンド | 1.8480% |
バランス国内外/株式・債券・REIT | DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/安定コース) | 0.9900% |
バランス国内外/株式・債券・REIT | DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/6分散コース) | 1.1550% |
バランス国内外/株式・債券・REIT | DCダイワ・ワールドアセット(六つの羽/成長コース) | 1.3200% |
元本確保型商品 | あおぞらDC定期(1年) | – |
ダイワつみたてシリーズは信託報酬率も低くなっていますのでおすすめですね。
他社と大きく違うのは中国、インド、ブラジル、ロシアいわゆるBRICsそれぞれの国の株を対象としたファンドが選べることでしょう。
このあたりに興味がある方はよいかもしれません。
節税の最強タッグキャンペーン
なお、キャンペーン(節税の最強タッグキャンペーン)も実施されています。
条件を満たすと最大で5,000円分プレゼントされるというものです。
iDeCoは各社の実入りが少ないからかあまりキャンペーンは行われないので貴重なチャンスですね。
具体的に紹介しましょう。
条件とプレゼント内容
条件は以下のとおり、
- CONNECTの口座開設および「投資家デビュー応援プログラム」の申込で2,500円分の株または投資信託
- iDeCoの加入で1,000円プレゼント
- つみたてNISAの開設で1,500円プレゼント
なお、すでにCONNECTの口座を開いている方でもiDeCoの加入とつみたてNISAの開設で最大合計2,500円がもらえます。
ちなみに「CONNECT」はお友達等から紹介を受けて口座開設すると上記にプラスして500円がプレゼントされます。
友達や家族で「CONNECT」はの口座開設者がいれば紹介してもらってください。
もし、周りにいない方は私の紹介コードをご利用ください。
キャンペーン期間
キャンペーン期間は以下の通り。
まとめ
今回は「スマホ証券「CONNETCT」でiDeCo(イデコ)の受付が始まる。レビューしてみた」と題してCONNETCTのiDeCoについて見てきました。
まとめると以下のとおりです。
評価:4.5CONNETCTのiDeCoは運営管理機関手数料が無条件で無料なのが嬉しいですね。インデックスファンドを中心に商品も充実しているので選択肢となりえる金融機関です。特に中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。
ポイントは他社のイデコで取り扱いのないBRICsのファンドですね。
BRICsは最近あまり聞かなくなりましたが・・・
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
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